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紅麹問題に関する公開質問状に全機関が無回答、株式会社薫製倶楽部が行政文書開示請求を実施

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公開質問状の内容と回答状況

薫製倶楽部は、以下の2点について文書による回答を正式に求めていました。

  • 「紅麹コレステヘルプ」および対象紅麹にプベルル酸が含まれていたことを示す、行政機関が保有する科学的根拠資料の開示

  • 世界中の科学者が独立して検証可能な形での、プベルル酸同定根拠資料の全面開示

2026年6月15日時点での回答状況は以下の通りです。

  • 厚生労働省食品監視安全課:回答なし(回答期限経過)

  • 大阪市保健所:回答なし(回答期限経過)

  • 国立医薬品食品衛生研究所(NIHS):回答なし(回答期限2026年6月12日経過)

これにより、本件質問状に対する3機関すべてからの無回答が確定しました。

行政文書開示請求の実施

公開質問状に対して回答が得られなかったことを受け、薫製倶楽部は、厚生労働省食品監視安全課、大阪市保健所、国立医薬品食品衛生研究所(NIHS)に対し、行政文書開示請求(情報公開請求)を正式に実施することを発表しました。

請求の対象となる文書は以下の通りです。

  • 「紅麹コレステヘルプ」および対象紅麹にプベルル酸が含まれていたことを示す科学的根拠資料のすべて

  • 行政機関(厚生労働省・NIHS・大阪市保健所)がプベルル酸を独立して科学的に同定した事実を示すすべての文書

  • プベルル酸が原因物質として特定・公表されるに至った経緯に関する庁内文書および関係機関との通信文書

薫製倶楽部は、開示請求の進捗および結果を随時プレスリリースにて公表していく方針です。

背景情報

薫製倶楽部は、2024年の紅麹サプリメント問題以降、繰り返し情報公開請求を行ってきました。これまでに開示された文書を精査した結果、以下の事実が確認されていると説明しています。

  • 「プベルル酸」の同定に関する資料として確認できたのは、小林製薬側が同定したとされる資料のみであること。

  • 行政機関(厚生労働省・NIHS・大阪市保健所)が独立して科学的に同定したことを示す文書は、開示文書上で確認できていないこと。

  • 「紅麹コレステヘルプ」および対象紅麹にプベルル酸が含まれていたことを直接示す科学的証拠も、開示文書上では確認できていないこと。

  • むしろ、対象製品・紅麹にプベルル酸が含まれていなかった可能性を示唆する記載が開示文書中に存在するとのことです。

薫製倶楽部は引き続き、本件の事実関係の確認と記録を進め、行政文書開示請求の結果も含め、必要に応じて追加の情報を公表していくとしています。

紅麹事件研究報告 第4報:工業用変異株と製法の問題点

今回の発表には、紅麹問題に関する薫製倶楽部の見解・論考として「紅麹事件研究報告 第4報」も含まれています。これは、工業用変異株の食品分野における使用状況と、紅麹コレステヘルプの製法上の問題点に焦点を当てたものです。

工業用変異株の食品分野での実用化

工業用変異株の活用は、抗生物質などの医薬品分野だけでなく、食品分野でも広く実用化されています。その例として、味の素(グルタミン酸ナトリウム)が挙げられています。グルタミン酸ナトリウムは、当初昆布からの抽出でしたが、現在はさとうきびの糖蜜を原料とし、工業用変異株を用いた発酵・精製によって製造されています。

製法の決定的な違い

薫製倶楽部は、味の素と紅麹コレステヘルプの製法には根本的な違いがあると指摘しています。

  • 味の素:工業用変異株による発酵後に精製工程を経て製品化され、目的成分のみを取り出し、副生成物は除去されます。

  • 紅麹コレステヘルプ:工業用変異株(BP-412株)による発酵産物を精製せずにそのまま製品化する構造になっており、副生成物も含めて丸ごと摂取する設計であると説明されています。さらに、その副生成物を濃縮した状態で長期間継続摂取するという構造になっていると指摘されています。

バイオテクノロジーの技術とその使い方

薫製倶楽部は、工業用変異株を用いたバイオテクノロジーは技術的に成熟しているものの、問題は技術そのものではなく、その使い方にあると見解を示しています。精製によって副生成物を除去するという基本的な安全設計が、紅麹コレステヘルプには欠けていた可能性があると考えているとのことです。同社は今後も、公表文書および科学文献に基づき、研究再現性および行政の説明責任の観点から検証を継続していくとしています。

紅麹問題に関する詳細な情報は、以下のリンクから参照できます。

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