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世界の抹茶市場の健全な発展へ向け、IMAと国内主要茶商社38社が緊急共同声明を発表

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声明の背景

近年、抹茶は世界的な需要拡大を背景に、飲料・食品としての用途を超え、日本の食文化や地域産業を結びつける重要な価値を持つ存在として、国内外でその存在感を高めています。しかし、このような市場拡大に伴い、いくつかの構造的課題が顕在化しています。

具体的には、急速な需要拡大に対する生産・加工・流通体制の逼迫、品質評価・規格と価格形成の不整合、数量、納期、品質条件、支払条件を巡る取引上の不確実性の増大が挙げられます。これらの課題は、短期的には市場機会の拡大につながる一方で、長期的には市場の信頼性および持続可能性を損なうおそれがあると考えられています。

声明の目的と基本原則

本声明は、抹茶市場の健全かつ持続的な発展を支えるため、関係者が共有すべき基本原則を明確にすることを目的としています。特定の企業や取引、地域を対象とするものではなく、市場に関わるすべての主体に対し、責任ある行動の指針を示すものです。

抹茶のバリューチェーンに関わるすべての主体に対し、以下の4つの基本原則を尊重した責任ある行動を強く求めています。

  • 公正な取引: 透明かつ明確で履行可能な条件の下で取引が行われ、支払その他の取引上の責任の所在が明確であること。

  • 品質と価格の整合性: 価格が品質および規格を適切に反映し、市場の信頼を損なう不合理な乖離を生じさせないこと。

  • 持続可能な事業環境の確保: 生産者に限らず、流通、加工、販売および提供に関わるすべての主体が、適正な対価を得て継続的に事業を営むことができる環境の確保に努めること。

  • 市場全体への責任: 短期的な利益の追求にとどまらず、市場全体の信頼および価値を損なわない行動をとること。

声明への参加と結び

本声明は、生産者、流通事業者、加工事業者、輸出事業者、販売事業者、飲食事業者など、抹茶市場に関わるすべての主体に開かれています。本趣旨に賛同する主体は、これらの原則に基づいた行動を通じて、持続可能で信頼性の高い市場形成に寄与することが期待されます。

抹茶は、長い歴史と文化、茶産地における生産者の努力、加工および流通に関わる技術と知見に支えられてきた、文化的かつ産業的価値を有するものです。その価値を次世代へ継承し、世界での持続的発展のためには、関係者一人ひとりの判断と行動が求められています。

IMAと賛同企業・団体は、健全で持続可能な抹茶市場の形成に向け、関係者による責任ある取り組みを強く希望しています。

賛同企業・団体

本声明の趣旨に賛同し、原則に基づいた行動に取り組む企業・団体は以下の通りです(あいうえお順)。

<全国(愛知・鹿児島・静岡・東京・福岡)>

  • 株式会社あいや

  • 株式会社葵製茶

  • 株式会社カクニ茶藤

  • 共栄製茶株式会社

  • 杉本製茶株式会社

  • 株式会社TeaRoom

  • 株式会社西村幸太郎商店

  • 有限会社西製茶工場

  • ハラダ製茶株式会社

  • 株式会社星野製茶園

  • 丸七製茶株式会社

  • 丸山製茶株式会社

<鹿児島県茶商業協同組合>

  • 池田製茶株式会社

  • 石山静香園株式会社

  • 大橋製茶株式会社

  • 岡村製茶有限会社

  • お茶のかおり園株式会社

  • お茶の沢田園株式会社

  • お茶の知覧茶屋

  • お茶のやすだ

  • きりしま製茶

  • 鹿児島製茶株式会社

  • 鹿児島中央製茶株式会社

  • 株式会社三州園

  • 三州製茶株式会社

  • 株式会社下堂園

  • 株式会社茶一心

  • 株式会社知覧茶園

  • 株式会社特香園

  • 株式会社にいやま園

  • 新原製茶株式会社

  • 有限会社浜田茶業

  • 株式会社堀口園

  • 有限会社古市製茶

  • 有限会社三石製茶

  • 有限会社みのる園茶舗

  • 有限会社宮原園

  • JAかごしま茶業株式会社

International Matcha Associationについて

(非営利型)一般社団法人International Matcha Association(IMA)は、抹茶に関する国際定義、品質基準の策定、国際的な情報収集・発信、教育・研修、カンファレンスの企画・運営などを事業としています。

IMA公式サイト
https://matcha-association.org/

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