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「日経マネー」個人投資家調査2026:AI半導体株への選好とNISA利用拡大が鮮明に

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AI・半導体株への選好が鮮明に

今回の調査結果から、日経平均株価が高値圏で推移する中、個人投資家が人工知能(AI)・半導体株を中心とした大型株を選好する姿勢がより鮮明になったことが示されました。また、「サナエノミクス」と称される国策関連の銘柄への関心も強い傾向が明らかになっています。

投資スタイルの変化と背景

個人投資家の投資スタイルでは、日本を主体とした「高配当・優待狙いなどの利回り投資」が全体の約22%を占め、最も多く選択されました。次いで「大型株・優良株中心の王道投資」が約20%となり、前年調査から順位が入れ替わる形となりました。

投資スタイルアンケート結果グラフ

高配当・優待株が支持される背景には、東京証券取引所が2023年以降進めてきた資本効率の改善要請や上場維持基準の厳格化といった市場改革があります。これにより、2025年もプライム上場企業を中心に増配や株主優待制度の新設・拡充が相次ぎ、株主還元強化の動きが投資家にとって追い風となりました。

大型株への根強い人気は、2025年後半から急騰したAI・半導体関連株の動きが大きく関係しています。日経半導体株指数は2025年初めから2026年5月末までに約3倍に上昇しており、同時期の東証株価指数(TOPIX)の上昇率1.4倍を大きく上回っています。この相場上昇は、特にAI・半導体関連株への資金流入に支えられ、個人投資家もその恩恵を受けた形です。自由回答では、短期間で株価が大きく上昇した半導体メモリー大手などで大きな利益を挙げたエピソードが多数寄せられました。

AI・半導体分野への高い注目度

AI・半導体関連株の人気は2026年も続くことが予想されます。「政府が掲げる『戦略17分野』の中で注目しているテーマ」に関する質問では、全体の約54%が「AI・半導体」と回答しました。相場の過熱感も指摘される中、AI技術の社会実装に伴い今後も持続的な成長を見込む投資家が多いと推測されます。2位以下は「防衛産業」が約32%、「資源・エネルギー安全保障・GX(グリーントランスフォーメーション)」が約24%、「航空・宇宙」が約23%と続きました。

投資におけるAIツールの活用状況

今回の調査では、AIツールを銘柄選びや売買判断に活用すると答えた投資家が全体の4割超を占め、AI利用率の高さが浮き彫りになりました。特に若い世代での利用がスタンダードになりつつあり、10〜20代では67%、30〜40代では56%がAIを利用していると回答しています。一方で、50〜60代では39%、70代以上では22%に留まりました。

AI利用状況円グラフ

NISAの利用拡大と投資意欲の高まり

2024年に拡充されてから3年目を迎えた少額投資非課税制度(NISA)は、回答者の約91%が利用しており、利用率は昨年から約3ポイント上昇しました。NISAの活用方法としては、つみたて投資枠(年120万円上限)と成長投資枠(年240万円上限)の両方を利用する回答が全体の約60%を占めました。

NISA利用状況円グラフ

NISA投資枠の年間利用予定額について質問したところ、つみたて投資枠は平均78.9万円、成長投資枠は平均170.3万円でした。これらは前回調査からそれぞれ5.3万円、10.1万円増加しており、利用率と金額の両面からNISAを通じた投資意欲の高まりがうかがえる結果となりました。

調査詳細と関連情報

本調査結果を基にした特集「7500人調査で分かった!増やし方&守り方 勝者の投資術」は、『日経マネー2026年8月号』(2026年6月19日発売)に掲載されています。

関連リンク:

本リリースに関する取材の申し込みは、日経BPのコーポレートサイトお問い合わせページより行えます。
https://www.nikkeibp.co.jp/faq/

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