イラン戦争が世界を変えた?米中覇権の行方を読み解く新刊が登場!
世界は今、大きな転換期を迎えています。特にイラン戦争以降、世界のパワーバランスは大きく変わり、欧米諸国でも「10年後の覇権国は中国」と見る声が増えているそうです。そんな中、米中二極化体制「G2構想」が現実味を帯びてきました。
2026年7月2日、中国研究の第一人者である遠藤誉氏による新書『G2構想 勝つのは米国か中国か』(PHP研究所/税込1,210円)が発売されます。この本では、中国優位の背景や台湾統一へのシナリオが詳細に分析されており、これからの世界を理解するために役立つ一冊となりそうです。

習近平がイラン停戦に果たした役割とは?
遠藤氏は、イラン戦争において中国外交が停戦協議に大きな影響を与えたと分析しています。イラン産石油のほぼ全てを輸入している中国との経済関係や、「一帯一路」政策と中東諸国の関係が、その背景にあると本書で詳しく解説されています。
米国への信頼が揺らぎ、中国支持へシフト?
ガザ紛争、ベネズエラ奇襲、そしてイラン戦争を経て、世界の趨勢は少しずつ「米国よりも中国を支持する」方向へシフトしつつあると遠藤氏は分析しています。その根拠として、2026年2月に米国、カナダ、イギリス、フランス、ドイツで行われたPOLITICOによるアンケート結果が紹介されています。
このアンケートでは、「信頼できるリーダーは、トランプか習近平か」という質問に対し、いずれの国でも習近平氏を選んだ国民が多数だったとのこと。さらに、「10年後、覇権を握っているのはどちらか」という質問に対しても、「中国」と答える国民の方が多かったそうです。


この背景には、中国がレアアースの90%以上を占有していることが挙げられています。米軍兵器の多くに、中国が占める割合が高いレアアースやレアメタルが使われていると指摘されています。
中国優位を支える驚きの背景
中国のレアアース占有率の高さに加え、遠藤氏は以下の点も中国優位の背景にあると分析しています。
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世界の85~90%のレアアース精錬能力を中国が保有
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EV、ドローン、太陽光エネルギー、宇宙開発、半導体、ロボット分野において、群を抜いた生産能力、開発能力を有している
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アメリカよりも中国のほうがより大きな貿易相手国である国や地域は世界の72.7%を占めるまでに拡大
これらの要素を踏まえ、本書では習近平氏が描く「台湾平和統一」のシナリオが時系列的に提示されています。2028年には、国民党に政権交代し、話し合い、あるいはエネルギー封鎖によって台湾統一を成し遂げる可能性もあると示唆されています。
『G2構想 勝つのは米国か中国か』目次の一部
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イラン攻撃の一時停戦を可能にさせたのは習近平
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イラン攻撃が「石油人民元」を促進させるのか?
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イラン石油は中国エネルギー源の1.6%に過ぎない
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トランプの誤算─イランは予想外に強かった
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イランは中国のスパイ衛星を使っている?
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G2を生き抜くのはトランプか習近平か
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中国のレアアースがなければ米軍武器は製造できない
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G2構想 習近平「時間はわれわれの味方」
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台湾統一へのカウントダウン
著者プロフィール
遠藤誉(えんどう・ほまれ)
中国問題グローバル研究所所長。1941年中国吉林省長春市生まれ。国共内戦を決した「長春食糧封鎖」を経験し、1953年に日本帰国。筑波大学名誉教授、理学博士。内閣府総合科学技術会議専門委員(小泉政権)や中国社会科学院社会学研究所客員研究員・教授などを歴任。著書に『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』、『毛沢東 日本軍と共謀した男』など多数。
書籍情報
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書名:G2構想 勝つのは米国か中国か
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著者:遠藤 誉
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定価:1,210円(税込)
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判型・製本・頁数:新書判・並製・240ページ
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ISBN:978-4-569-86139-5
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レーベル:PHP新書
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発行:PHP研究所
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発売日:2026年7月2日



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