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トレードワークスとミンカブ、金融情報と取引の協業を加速 – 海外展開とAIネイティブ次期情報基盤を共同構築

ニュース

協業の背景と主な取り組み

ミンカブは個人投資家向け投資情報サービス「株探」や金融機関向け情報ソリューションを通じて「投資判断を支える情報」を、トレードワークスは証券・FX・銀行向けシステムの開発・運営を通じて「金融取引を支えるシステム基盤」を強みとしています。両社は提携開始以来、情報提供から投資判断支援、取引実行までをシームレスにつなぐ「情報×取引」モデルの構築に取り組んでいます。

提携開始から約2年で、両社は以下の取り組みを進めてきました。

  • 個人投資家向けサービス領域: 生成AIを活用した投資判断支援サービス「GPT-Trade」の展開。

  • 金融機関向けソリューション領域: トレードワークスのFXシステム「TradePower(FX/CFD)」にミンカブのFXコンテンツを搭載し、GMOあおぞらネット銀行での稼働を開始。

  • Web3・デジタルアセット領域: トレードワークスの「toku-chain」を活用した新たな事業機会の探索。

これらの取り組みを通じて、「情報×取引」モデルの有効性を検証し、協業推進体制やサービス開発の知見を蓄積してきました。

「情報×取引」の海外展開とAIネイティブ次期情報基盤の共同構築

タイ案件を起点としたグローバル展開

両社は現在、タイの証券会社向けに、ミンカブの情報ソリューションとトレードワークスの証券フロント・ミドルシステムの開発・運用力を組み合わせ、「情報×取引」をシームレスに提供する共同サービスの提供準備を進めています。この案件は、国内で展開している「情報×取引」協業をグローバル市場に展開する第1号案件であり、2026年夏のサービス提供開始が予定されています。

今後の海外展開では、タイ案件で得た知見を活かし、トレードワークスの証券取引システム、AlpacaDB, Inc.による米国株を中核とした証券ホワイトラベルサービス、およびミンカブが有する海外金融機関向け情報ソリューションの提供実績(韓国大手証券会社「ハナ証券」等に展開中)を組み合わせ、アジア・中東地域の証券会社・金融機関への横展開を進めるとしています。

AIネイティブ次期情報基盤の共同構築

両社は、AI技術の進展を踏まえ、金融情報と金融取引をよりシームレスにつなぐ「AIネイティブ次期情報基盤」の共同構築を推進します。ミンカブが長年にわたり収集・構造化してきた多様な金融データと、トレードワークスが有する金融取引基盤やAIオンチェーン基盤の開発・運営の知見を融合させ、AIが分析・生成・提案に利用しやすい次世代の金融情報基盤を構築します。

AIネイティブ次期情報基盤の概念図

この基盤は、国内外の金融機関および個人投資家向けの共通基盤として、金融機関における営業支援や商品提案の高度化、投資家向けパーソナライズ情報配信、投資判断支援などへの展開を目指すものです。

事業シナジーと今後のマイルストーン

本提携の発展により、両社はミンカブの金融情報・メディア運営ノウハウとトレードワークスの金融取引システムの開発・運用力を、AIを前提としたサービス基盤として一体的に組み合わせます。これにより、国内金融機関向け、個人投資家向け、海外証券会社・金融機関向けの各領域において、情報収集・分析から投資判断支援、取引実行までを一気通貫で支えるサービス展開を進めます。

特に、タイ案件を起点とした海外展開、AIネイティブ次期情報基盤の商用化、既存金融機関向けソリューションの高度化を通じて、顧客接点の拡大と継続収益基盤の強化を図るとしています。

事業シナジーと展開図

具体的な取り組みと今後の主なマイルストーンは以下の通りです。

  • 国内証券会社・金融機関向けの「情報×取引」融合ソリューションの拡大

  • タイ案件を起点とした海外証券会社・金融機関向け共同サービスの横展開

  • 導入費・月額利用料・データ利用料・保守運用費等によるストック型収益の拡大

  • AIネイティブ次期情報基盤の段階的な商用化

  • 個人投資家向けメディア・助言・取引体験の高度化によるLTV向上

  • FXを含むマルチアセット/マルチチャネルでの銀行領域へのサービス拡張

今後の主なマイルストーン

  • 2026年夏(予定): タイの証券会社向け共同サービスの提供開始

  • 2027年初(予定): 「株探コンテンツ」×「GPT-Trade」連携による個人投資家向け新UX提供開始

  • 2027年央以降(予定): 「AIネイティブ次期情報基盤」の段階的商用化、既存サービスの高度化、およびアジア地域を中心とした海外横展開

参考情報

個人投資家向け新UX|「GPT-Trade」×「株探」

トレードワークスの子会社である株式会社トレードアドバイザリーテクノロジーズが運営する投資助言サービス「GPT-Trade」と、ミンカブが運営する株式情報メディア「株探」との連携を進め、個人投資家向けの新たなUX構築を推進します。「株探」が有する銘柄情報・決算情報・ニュース等の豊富なコンテンツと、「GPT-Trade」が有する投資助言・売買シグナル提供機能を組み合わせることで、AIをフル活用した情報収集から投資判断支援、取引実行・資産管理までをシームレスに行える体験の創出を目指すとしています。

GPT-Tradeと株探連携図

将来的には、「株探プレミアム」をはじめとする個人投資家向け有料サービスとの連携や、国内外の証券会社向けB2B2Cサービスとしての展開も視野に入れ、収益機会の拡大を図るとしています。

国内外の金融機関向け既存サービスの高度化|マルチアセット統合と販路拡大

両社の既存サービスを、日本株・米国株・FX・CFD・暗号資産を統合的に扱う「情報×取引」サービスへと、AIをフル活用しながら高度化します。これにより、相場変動要因の可視化・アラート、横断的なパーソナライズ提案、対話的な情報探索・銘柄深掘りなどを通じて、投資家の利便性を高めます。

マルチアセット統合とあわせて、国内外の金融機関向けに販路を拡大します。すでにトレードワークスのFX取引システム「TradePower(FX/CFD)」はミンカブのFXコンテンツを搭載し、GMOあおぞらネット銀行に導入済みです。両社はネット銀行を皮切りに、銀行領域への展開を進めるとしています。

提携を発展させる背景とこれまでの協業成果

金融業界では、個人投資家層の拡大、投資情報ニーズの高度化、多様な金融商品の普及、ならびに生成AIをはじめとするAI活用の進展を背景に、単なる取引システムや情報配信にとどまらない、取引・情報・分析・助言・顧客体験を一体化したサービス基盤への需要が高まっています。このような背景から、両社は提携を発展させ、金融機関のDX推進、個人投資家の投資体験向上、ならびにAI時代における新たな金融情報サービスの創出を目指しています。

2024年5月の業務提携・資本参加以降、両社は「情報×取引」の融合を軸に協業を段階的に拡大してきました。主な歩みは以下の通りです。

  • 2024年5月:業務提携契約の締結およびミンカブによる資本参加

  • 2024年10月:Web3オンチェーン・ソリューション「toku-chain」金融機関向け共同提供開始

  • 2024年10月:SBI VCトレード向けスマートフォンアプリを共同開発

  • 2025年3月:トレードワークスがミンカブ傘下の投資助言会社「ミンカブアセットパートナーズ」の全株式を取得(子会社化)。同年4月に「トレードアドバイザリーテクノロジーズ」へ社名変更し、AI投資助言サービス「GPT-trade」を提供開始

  • 2025年4月:大和証券の新アプリ「D-Port」に「toku-chain」採用

  • 2025年6月:トレードワークスがミンカブグループの「ミンカブWeb3ウォレット」の全株式を取得(同年9月に吸収合併)。ウォレット・ID管理基盤を取り込み、「toku-chain」を中核とするWeb3プロダクト群を強化

  • 2025年8月:ミンカブのFXコンテンツを搭載したトレードワークスのFX取引システム「TradePower(FX/CFD)」がGMOあおぞらネット銀行にて本番稼働

  • 2026年2月:トレードワークスとAlpacaとの業務提携、ならびに東海東京フィナンシャル・ホールディングスによる資本参加

  • 2026年5月:トレイダーズ証券のロイヤリティ顧客向けに「toku-chain」提供開始

この間、両社合同の経営協議体・実務ワーキンググループを累計72回開催し、複数の共同プロジェクトを推進してきました。また、投資助言会社とWeb3ウォレット会社のトレードワークスによる承継を通じて、経営資源の最適配置と事業面での一体化を進めています。

AI領域においても、ミンカブのAIを活用したコンテンツ自動生成技術や「RobotReportAI」の展開、トレードワークスグループの投資助言サービス「GPT-Trade」、東洋証券との生成AI「AIエージェント」共同検討、社長直轄の「AI×オンチェーン金融戦略会議」の発足等、両社はそれぞれAIの実装を積み重ねてきました。今回の提携の発展は、こうした両社のAI実装力を本格的に掛け合わせ、さらなる商用化の推進に向けた新たな段階への移行を意味します。

各社概要

  • 株式会社トレードワークス
    証券会社・FX会社・銀行等の金融機関向けに、フロントシステム、ミドルシステム、取引関連システム等を提供する金融ITソリューション企業です。B2C領域では、子会社の株式会社トレードアドバイザリーテクノロジーズが投資助言サービス「GPT-Trade」を運営しています。
    https://www.tworks.co.jp/ir/

  • 株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
    「情報の価値を具現化する仕組みを提供する」をミッションに、個人投資家向けメディア、金融機関向け情報ソリューション、マーケットデータ、金融コンテンツ等を提供しています。月間約600万人の個人投資家が利用する株式情報メディア「株探」をはじめ、幅広いサービスを展開しています。

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