中東情勢で資材高騰・供給不足が深刻化、鈑金塗装・整備事業者の8割超がシンナー入手に支障
株式会社プロトリオスは、中東情勢の緊迫化が自動車アフターマーケットに与える影響を把握するため、全国の鈑金塗装・自動車整備事業者など594社を対象に、シンナー、塗料(原色)、パーツクリーナー、エンジンオイルの4資材に関する実態調査を実施しました。この調査により、現場で深刻な資材不足が広がっている現状が明らかになりました。
調査結果の詳細レポートは、BSRwebで公開されています。
実態調査レポート「中東情勢に伴う資材の価格高騰・供給不足に関する実態調査」
調査背景
自動車補修分野で使われる塗料やシンナーの多くは、ナフサ由来の化学品を原料としています。中東情勢の悪化は、2021年以降の塗料メーカーによる複数回の価格改定に繋がり、2026年に入ると「価格上昇」だけでなく、「入手困難」や「希望する容量での購入ができない」といった問題が現場で顕在化しています。
調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査名称 | 中東情勢に伴う資材の価格高騰・供給不足に関する実態調査 |
| 調査主体 | 株式会社プロトリオス |
| 調査対象 | 全国(鈑金塗装・自動車整備事業者など) |
| サンプル数 | 594名(鈑金塗装477/自動車整備77/車販21/部品用品販売8 ほか) |
| 調査方法 | Webアンケート |
| 調査期間 | 2026年4月22日~5月13日 |
| 設問構成 | シンナー/塗料(原色)/パーツクリーナー/エンジンオイルの入手状況・在庫・価格・継続可能期間、納期・売上影響、経営継続可能期間、自由記述 |
調査結果サマリー
調査では、シンナー、塗料(原色)、パーツクリーナー、エンジンオイルの4資材について、入手状況、在庫、価格、経営への影響が定量的に把握されました。

シンナー
シンナーを取り扱う事業所の88.7%で「入手困難または納期遅延」が発生しており、通常通り入手できているのは1割強にとどまっています。仕入れ価格は回答全社で150%以上の値上がりを記録し、在庫が「2カ月未満」と回答した事業所は77.1%に達しています。

塗料(原色)
約半数(50.5%)の事業所が「希望容量・数量で購入できていない」と回答しました。特に不足している原色は「白系・クリヤー・硬化剤」に集中しています。

パーツクリーナー/エンジンオイル
パーツクリーナーは75.6%、エンジンオイルは86.9%の事業所で「入手困難または納期遅延」が発生しており、整備業務への影響が懸念されます。

経営への影響
資材不足はすでに事業継続そのものに影響を及ぼし始めており、納期延長や売上減少など、何らかの影響が出ている事業所は56.6%にのぼります。資材が確保できない状況が続いた場合、65.5%の事業所が「3カ月以内に経営継続が困難になる」と回答しており、業界全体が極めて切迫した状況にあることがうかがえます。
今後に向けて
同業者間で資材融通などの協力体制が「すでに構築されている」と回答した事業所は4.9%にとどまる一方、「今後検討したい」「相談中」を合わせると約7割を占め、連携への関心が高まっていることが示されました。
株式会社プロトリオスは、今後も業界の実態調査と情報発信を通じて、現場の事業者の皆様にとって有益な情報提供を継続していく方針です。
株式会社プロトリオスについて
株式会社プロトリオスは、自動車アフターマーケット向けに情報発信やシステム開発を展開しています。
会社名:株式会社プロトリオス (PROTO RIOS INC.)
会社ウェブサイト
本社所在地:〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町2-3-7 アーバンエース北浜ビル2F
代表者:代表取締役 福本 尚基
資本金:6,000万円
設立:1967年7月
従業員数:114名(アルバイト・派遣を除く・2026年4月現在)
拠点:大阪本社、札幌支社、仙台支社、東京支社、名古屋支社、福岡支社
事業内容:
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自動車整備鈑金統合システム「LinkS C³」「ラクロスⅢ」など、関連ソフトウェアの開発および販売。
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車体修理業界情報誌「BSR」、整備業界情報誌「MSR」など、自動車の修理・整備に関する各種出版物の発行。
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車体修理技術・車体修理事業および自動車整備事業に関する各種支援、研修サービスの提供。
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自動車業界向けビジネス情報サイト「Mobiria(モビリア)」、カーアフターマーケット事業者向け「BSRweb」、整備事業者向け「MSRweb」、補修部品・機器系情報「Aftermarket News Web」、自動車整備士のための求人・転職サイト「クラッチ求人」の企画・制作・運営。



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