Welcome to 街紡新聞   まちつむぎしんぶん Welcome to 街紡新聞

SHOKAYが「お手入れプログラム 第2弾【お洗濯編】」を公開 – 今ある服を長く大切にする賢いケア術を紹介

ニュース

今ある服を大切にする「スマート・ケア」の時代へ

近年、「新しい服を買う」ことよりも「今ある服を大切にする」という考え方が広まっています。ファッション業界が環境に与える負荷を考慮すると、手持ちの服を丁寧にケアすることは、最もサステナブルでクリエイティブな選択と言えるでしょう。

2017年にフランス・パリの国際テキスタイル見本市「プルミエール・ヴィジョン(PV)」で提唱された「スマート・ニットケア(賢いお手入れ)7つの習慣」は、現在では世界のスタンダードとなりつつあります。また、冷水洗濯がマイクロファイバーの脱落を減少させるという研究結果も報告されており、洗濯回数を減らし冷水で洗う習慣は、衣服を長持ちさせるだけでなく、海洋汚染防止にもつながる重要な行動として注目されています。

SMART CARE FOR YOUR CLOTHES 賢いお手入れ7ヶ条のイラスト

世界のエシカルブランドが実践する「スマート・ニットケア7つの習慣」

C.L.A.S.S.代表ギジー・ベットーニ氏がプロデュースしたセッションで紹介された、スマート・ニットケアの具体的な習慣は以下の通りです。

  1. 洗濯機の使用回数を減らす
    洗濯は水とエネルギーを消費し、繊維を傷める原因にもなります。着用ごとに洗う習慣を見直すことで、衣服の寿命を延ばすことができます。
  2. 温水ではなく、常温・冷水で洗う
    熱いお湯は繊維を傷め、縮みの原因となることがあります。冷水洗いはマイクロプラスチックの脱落抑制にもつながります。
  3. 環境に優しい洗剤を選ぶ
    石油由来の合成界面活性剤を含まない、植物性・天然成分の中性洗剤がニット類には適しています。
  4. 乾燥機の使用を控える
    高温と摩擦はニットの繊維に大きなダメージを与えます。風通しの良い日陰で、形を整えて平干しが推奨されます。
  5. アイロンよりスチームを活用する
    直接アイロンを当てるのではなく、スチームアイロンを少し浮かせて使うことで、シワを取りながら繊維をいたわることができます。
  6. ドライクリーニングより手洗いを優先する
    ドライクリーニングに使用される溶剤は環境負荷があるため、丁寧な手洗いが可能なニット類は手洗いを選ぶのが良いでしょう。
  7. どうしてもドライクリーニングが必要なら、グリーンなお店を選ぶ
    溶剤を使用しない「水洗い専門クリーニング店」など、環境に配慮したクリーニング店を選ぶことが推奨されています。

SHOKAY日本代表・林氏が実践するニットのお洗濯術

SHOKAY日本代表の林民子氏は、東京の高級衣料クリーニング店のプロから教わったというニットのお洗濯術を紹介しています。「人間も動物ですから、髪の毛と同じケアでいいんですよ。」という言葉をヒントに、以下の方法を実践しています。

洗剤の代わりに使うもの/ポイント

  • シャンプー+コンディショナー:普段使っているもので構いません。ヤク・カシミヤ・ウールなどの動物性タンパク質繊維に最適で、ふんわりと洗い上がります。

  • 低刺激のベビーシャンプー:敏感肌向け処方のため、デリケートな高級ニットにも安心して使えます。

仕上げのポイント
洗い桶に冷水を張り、少量のシャンプーを溶かして優しく押し洗いをします。すすぎの際にコンディショナーを使用することで、ふんわりと柔らかく仕上がります。

乾燥方法
タオルで軽く水気を取り、形を整えて平干しします。直射日光を避け、風通しの良い日陰で乾かすのが理想です。

この方法は、海外のファッション関係者やサステナブルなランドリー専門家、世界中のニッターコミュニティの間でも「賢いケア方法」として広く実践されています。

ヤクニットのお洗濯術のイラスト

ヤク・セーターの洗濯クイックガイド

やること・おすすめ

  • 冷水または常温の水で手洗い

  • シャンプー+コンディショナー使用

  • 中性洗剤(ニット専用)使用

  • タオルドライ後に平干し

  • スチームアイロン(浮かせて使用)

  • クローゼットの定期換気

  • 着用頻度に応じた最低限の洗濯回数

避けること

  • 熱いお湯での洗濯

  • 洗濯機での強い回転(ネット使用でも注意)

  • 乾燥機の使用

  • 直射日光での乾燥

  • アイロンの直接あて

  • ハンガーにかけての保管(型崩れの原因)

  • 毎着用後の洗濯(繊維を傷める)

SHOKAYについて

SHOKAYは、世界で初めて「ヤク」素材に焦点を当てたリジェネラティブ・マテリアルブランドです。2006年にハーバード大学ケネディスクールの学生2人が、チベット族の貧困問題解決を目指して立ち上げたソーシャルビジネスとしてスタートしました。エシカル・ニットのパイオニアとして知られ、その創業物語は書籍『世界を変えるオシゴト』(講談社、2010年)にも記されています。

ヤクの毛は年間1頭からわずか100gしか採れない希少な素材で、カシミヤ以上の保温性、優れた通気性・柔軟性、毛玉になりにくいという特徴を持っています。SHOKAYはトレーサビリティを確保しながら、上質なニット製品や毛糸を生産・販売し、国連SDGs17目標のうち12目標の達成に貢献しています。

SHOKAYオフィシャルサイト: http://shokay.jp

DGBHについて

DGBHは2010年に表参道ヒルズでSHOKAYを軸としたエシカルなライフスタイルを提案するセレクトショップをプロデュースして以来、「マインドフルな暮らしを楽しみながら、幸せに生きる」をコンセプトに、セミナーや旅の企画・運営、商品企画・開発、コンテンツ制作など多岐にわたる事業を展開しています。

現在、NOTEでは、リジェネラティブなファッションの視点から「服が福を招く、幸せなクローゼットの作り方」をテーマにした連載「Happy Closet~マインドフル・スタイルのABC」を公開中です。

DGBH NOTE: https://note.com/dgbh/m/m43a5d530f1fc

SHOKAY日本代表であるダブルツリー株式会社代表取締役の林民子氏のInstagramでは、札幌とニセコでの北海道2拠点暮らしの日々が発信されています。

林民子氏 Instagram: https://www.instagram.com/tamikohayashi/

コメント

まちつむぎしんぶん