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2026年1月~3月期 投資用不動産市場動向:物件価格は過去最高を更新も、利回りは全種別で低下

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物件価格は3四半期連続で上昇、過去最高額を更新

投資用不動産の物件価格は、一棟アパート、一棟マンション、区分マンションの全種別において、前四半期から上昇し、3四半期連続の上昇となりました。2012年の集計開始以来、全種別で過去最高額を更新しています。特に一棟マンションの平均価格は、前四半期から713万円増の2億4432万円に達し、初めて2億4000万円台を記録しました。一棟アパートも270万円増の8789万円、区分マンションも52万円増の2925万円と、全体的に上昇基調が続いています。

物件価格と表面利回りの推移(2025年7-9月期~2026年1-3月期)

表面利回りは全種別で低下に転じる

物件価格の上昇とは対照的に、表面利回りは全種別で前四半期から低下に転じました。前四半期(2025年10月~12月期)には、物件価格の上昇にもかかわらず利回りも全種別で上昇し、賃料上昇が価格上昇に追いつく兆候が見られましたが、今四半期では再び物件価格の上昇ペースが賃料上昇を上回り、利回りは低下しています。物件価格が上昇を続ける一方で、収益性の指標である利回りが低下する状況は、投資家にとって慎重な判断が求められる局面と言えるでしょう。

一棟アパートの物件価格と表面利回り(2012年~2026年)

一棟マンションの物件価格と表面利回り(2012年~2026年)

区分マンションの物件価格と表面利回り(2012年~2026年)

市場を巡る背景と今後の展望

2026年3月に公表された公示地価は全国平均で5年連続の上昇となっており、地価上昇を背景とした物件価格の高止まりは依然として続いています。その一方で、金利上昇による借入コストの増加や、中東情勢の影響による建築資材の値上げなど、賃貸経営を取り巻くコスト環境は厳しさを増しています。このような価格上昇と収益性低下が同時に進行する状況において、投資用不動産市場の動向は引き続き注視されていくことになります。

本調査に関する詳細は、楽待株式会社が運営する不動産投資プラットフォーム「楽待」にて確認できます。

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