アップデートの背景と課題
近年、災害の広域化により、一回あたりの航空写真撮影枚数が大幅に増加しています。これにより、サイト上に掲載される被災情報が膨大になり、「効率的に特定の箇所を確認する」ことが大きな課題となっていました。利用者からは、大量の写真から見たい画像を素早く選びたい、地図と写真を同時に照らし合わせたいといった利便性向上を求める声が寄せられていました。
アップデートの主な特徴
今回のアップデートでは、「視認性」と「検索性」の向上に重点を置き、以下の機能が拡充されました。
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背景地図の高度化:地理院地図との重ね合わせに対応
国土地理院のオルソ画像(歪みを補正した写真地図)との重ね合わせが可能になりました。これにより、道路・河川・建物などの重要インフラの視認性が高まり、周辺状況の正確な把握が支援されます。 -
サムネイル一覧表示:直感的な画像検索を実現
撮影された大量の写真をサムネイル形式で一覧表示する機能が搭載されました。見たい写真を視覚的に選び、ワンクリックで地図上の撮影地点へ移動できるため、情報抽出の時間を大幅に短縮できます。 -
マルチウィンドウ(画面分割)モード:位置関係と詳細を同時確認
地図、航空写真、図郭範囲を同一画面に分割表示する新モードが導入されました。写真が地図を隠すことなく、広域的な位置関係と詳細な被災状況を並行して確認できます。 -
シンボル表示の最適化:撮影方向を可視化
撮影位置を示すアイコンが、撮影方向を直感的に示す「矢印形式」に刷新されました。閲覧中の写真に対応するアイコンが強調表示されるため、位置の誤認を防ぎます。 -
連続閲覧と地図の連動:操作性を大幅向上
クリックや方向キー操作で前後の画像へスムーズに切り替えが可能です。表示画像の切り替えに連動して地図上の位置も強調されるため、迷うことなく現在地を特定できます。

「サイト説明」の詳細はこちら:
https://bois-free.bousai.genavis.jp/diarsweb/about.pdf
今後の展望
国際航業は、今後も利用者のフィードバックを反映し、誰もが扱いやすい情報閲覧環境の提供を目指すとしています。空間情報の活用を通じて、災害時の迅速な状況把握と安全な社会の実現に貢献していく方針です。
無償版Boisについて
2020年8月にBCP/BCM支援ツール「Bois」の一部機能が無償公開されました。専用ソフトや登録は不要で、地図上のプロットをクリックするだけで一次情報としての被災地状況を確認できます。全国3拠点からの緊急撮影体制により、迅速なデータ公開を実現しています。
画像データの使用条件についてはこちらをご確認ください:
https://www.kkc.co.jp/contact/image/
公式X(旧Twitter)での速報配信について
国際航業では、大規模災害発生時に撮影した航空写真をウェブサイトに掲載するだけでなく、公式X(旧Twitter)アカウントにて速報を配信しています。最新の公開情報がいち早く届けられるため、迅速な状況把握や情報収集のツールとして活用が推奨されています。
国際航業株式会社 公式Xアカウント:
https://x.com/Kokusai_kogyo
法人向け有料サービス「Bois/防災情報提供サービス」
法人向け有料サービス「Bois/防災情報提供サービス」は、拠点やサプライヤーの位置を事前登録することで、災害時の被害リスクを即座に特定できるプラットフォームです。災害情報と拠点情報をリアルタイムで自動照合し、被害予測から影響箇所の抽出までを高度に自動化。企業の迅速な意思決定を強力に支援します。
サービス紹介URL:
https://www.kkc.co.jp/service/lp/7855/



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