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アライドアーキテクツ、ビットコイン「冬の時代」を乗り越える財務戦略として利回り付きステーブルコイン「Apyx」の自社運用を開始

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アライドアーキテクツ、利回り付きステーブルコイン「Apyx」の自社運用を開始

アライドアーキテクツ株式会社は、ビットコインの「冬の時代」における新たな財務戦略として、利回り付きステーブルコイン「Apyx(エイペックス)」を用いた資産運用を2026年6月より開始することを発表しました。この取り組みは、「オンチェーン金融関連銘柄」を軸とする同社の新たなポートフォリオ方針の第一弾と位置づけられています。

Apyxによる資産運用の概要

同社は、Apyxが提供する利回り付きトークン「apyUSD」を保有することで、ドル建ての継続的なインカム収益の獲得を目指します。Apyxは、基本トークン「apxUSD」と利回り付きトークン「apyUSD」の二層構造で設計されており、その運用フローは以下の通りです。

  1. 米ドルと1対1で連動するステーブルコイン「USDC」を預け入れ、「apxUSD」を受け取る。
  2. Apyxが受け取った資金で、デジタル・アセット・トレジャリー(DAT)企業の優先株(米Strategy社の「STRC」、Strive社の「SATA」など)を購入する。
  3. 優先株から配当が発生する。
  4. 「apxUSD」をロック(預け入れ)することで、利回り付きトークン「apyUSD」を受け取る。ロックする保有者が少ないほど配当の取り分が増え、年率利回りが高くなる設計です。

APYX 運用フロー

Apyxは独自のモデルを用いて年間利回り13%を目標としています。この運用は、アライドアーキテクツの100%子会社であるシンガポール法人 Allied Verse Pte. Ltd.を通じて実施されます。Apyxは、ナスダック上場のデジタル資産運用企業DeFi Development Corp.のチームが主導するプロジェクトです。

利回りの源泉:Strategy社の優先株「STRC」

Apyxの利回りの源泉となるのは、米NASDAQ上場のStrategy社(旧MicroStrategy)が発行する高利回り優先株「STRC(Stretch)」などです。STRCの価格は100ドル付近で推移する仕組みであり、執筆時点で年率11.5%の利回りを記録しています。

STRCは、ビットコインを担保とした新しい資本構造から生まれる利回りを投資家に提供する仕組みです。ビットコインを「保有するだけの資産」から「利回りを生む資産」へと進化させる試みとして、「Bitcoin 2.0」とも称されています。

利回りの源泉: STRC (高利回り優先株)

現在、ビットコインは2025年10月に記録した最高値から40%ほど下落した水準で推移しており、市場では相場低迷を意味する「冬の時代」に入ったとも言われています。このような局面では、ビットコイン価格が伸び悩む状況でも継続的なインカム収益を生み出し得る点が、従来の「値上がり益のみを狙うビットコイン直接保有」との大きな違いとなります。

STRCは2025年7月に発行された変動利回りの永久優先株で、Strategy社の資金調達の中核を担っています。2026年に入ってから最初の約4か月間で約50億ドル規模のSTRCが発行され、これらの調達資金はビットコインの追加購入に充てられました。これにより、同社のビットコイン保有量は2026年5月時点で818,334BTC(時価約10兆円相当)に達しています。STRCの配当は毎月現金で支払われ、2026年5月時点の年率配当率は11.5%です。Strategy社は、STRCの初回配当(2025年8月)以降、本リリース時点まで10ヶ月連続で毎月の現金配当を継続しています。ただし、これはStrategy社が示した見解であり、将来の配当の支払いや利回り水準を保証するものではありません。

セルフカストディウォレットによる自社管理とセキュリティ体制

本運用において、アライドアーキテクツは暗号資産をセルフカストディウォレットで自己管理し、運用資産の安全性を担保するための監査体制およびセキュリティ体制を構築します。

セルフカストディウォレットは、資産の管理に必要な秘密鍵を保有者自身が管理するウォレットを指します。DeFi(分散型金融)の利用には、中央の管理者を介さずプロトコルに直接接続し、資産の預け入れやロックといった操作を行う必要があるため、セルフカストディウォレットが不可欠です。

従来の金融とDeFiの違い

DeFiでは、従来の金融で発生していた複数の仲介者による「中抜き」が削減され、その分のコストが利用者側の利回りとして還元されやすくなります。一方で、秘密鍵の管理責任は保有者自身が負うことになります。同社はこのリスクを管理するため、ガバナンス体制および監査・セキュリティ体制を整備し、安全性の確保に努めています。

オンチェーン金融事業の展開

アライドアーキテクツは、デジタル資産の保有・運用を提供価値の柱の一つと位置づけ、今後「オンチェーン金融関連銘柄」を軸としたポートフォリオを構築していく方針です。今回のApyx運用開始は、その第一弾にあたります。

同社が自社でデジタル資産の運用を行う理由は、主に二つあります。

  1. アルファ(市場連動に依存しない超過収益)の追求: 自社グループで実際にデジタル資産を保有・運用して検証することで、価格変動に依存しないインカム収益の獲得を目指します。
  2. 企業向けオンチェーン導入・運用支援への展開: 日本の規制を遵守する形で、企業がデジタル資産を「理解し、導入し、運用できる状態」を一気通貫で支援できる体制を整える構想です。自社運用は、この支援サービスの実効性と信頼性を担保するために必要なプロセスと位置づけています。

オンチェーン金融への取り組みロードマップ

本件に関する補足

  • 本件は短期的なキャピタルゲインのみを目的とするものではなく、法人顧客への提案力を高めるための先行投資と位置づけられています。

  • デジタル資産への投資・運用には、価格変動リスク、スマートコントラクトの脆弱性リスク、秘密鍵の管理に関するリスク、規制動向の変化に伴うリスク等が伴います。記載された利回りや見解は、将来の成果を保証するものではありません。

アライドアーキテクツ株式会社の詳細については、以下のURLをご覧ください。

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