ペイロード300kgの産業用大型ドローン「ヒコーロボ」がJapan Drone 2026に登場
テクノシステム(株)湘南航空研究所は、湘南工科大学との共同開発による産業用大型ドローン「ヒコーロボ」の実機とテストフライト動画を公開します。本機は、2026年6月3日(水)から5日(金)まで幕張メッセで開催されるJapan Drone 2026にて展示され、ローンチカスタマーおよびローンチアライアンスの募集が開始されます。

「ヒコーロボ」の特長と産業への貢献
「ヒコーロボ」は、ペイロード300kgという積載能力を持つ産業用大型ドローンです。超軽量高強度のスペースフレーム構造を採用しており、建設、運搬、救難といった陸海空の幅広い分野で、省力化や人手不足解消への貢献が期待されています。
機体は折り畳みが可能で、軽トラックでの農道や林道での運搬に対応します。また、ユニットを分離すれば、山岳地帯や被災地などのオフロードでも人力による運搬が可能です。
Japan Drone 2026での展示は、幕張メッセの大型ドローンゾーン BL-4にて行われます。
技術的背景と安全性
「ヒコーロボ」のスペースフレームは、カーボンパイプの四角錐ユニットを連結した構造により、超軽量でありながら高い強度を実現しています。機体の外周にはプロペラガードが装備されており、安全性が確保されています。
テクノシステム株式会社は、建築構造の立体トラス「テクノトラス」の研究開発で1,000件以上の大型建築に採用された実績があり、この技術を応用することで、超軽量かつ高強度の大型ドローンが開発されました。従来のスポーク状の機体と比較して、スペースフレーム構造は部材に曲げの力がかかりにくく、強度が高いため、万が一の墜落時にも損傷を小さくする効果が期待されます。
離発着に滑走路を必要とせず、空地から運用できる点も特長です。操縦は地上からプロポ送信機を通じてardupilotとmissionplanerのオープンソフトにより行われ、自動飛行も可能です。飛行範囲は5〜10kmで、航続時間は搭載バッテリー容量に依存します。

ローンチカスタマー・アライアンス募集と今後の展望
Japan Drone 2026では、ロープライス量産機の第1期プレオーダーとして100機が先行募集されます。
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ローンチカスタマー向け: ベーシック6R-62機体完成機(ヘキサ型)が通常価格1,000万円(税別)のところ、900万円(税別)で提供されます。
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ローンチアライアンス向け: フレームユニット6R-62組立キット(ヘキサ型)が通常価格506万円(税別)のところ、450万円(税別)で提供されます。
これらの詳細については、Japan Drone 2026会場の担当者までお問い合わせください。また、次期開発機では最大離陸重量1,200kgを目指しているとのことです。
「ヒコーロボ」の主な仕様
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モーター配列: クワッド、ヘキサ、オクタ
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サイズ: 3m x 3m、6m x 6m、5m x 5m
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プロペラ: 40インチ、62インチ、62インチ
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機体重量: 100kg、150kg、200kg
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最大離陸重量: 400kg、600kg、800kg
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機体構造: スペースフレーム カーボンパイプ
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動力源: リポバッテリー
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最大積載量: 300kg(6r-62)〜400kg(8R-62)
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最大飛行高度: 150m(法規制限)
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最遠飛行距離: 5km程度(目視範囲内に制限)
導入が期待されるアプリケーション領域
「ヒコーロボ」は、従来の物流ドローンでは難しかったヘビーリフト領域を担う新モデルとして、以下の分野での導入が期待されています。
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建設現場での資材運搬揚重
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山岳や登山道の資材輸送(工事・山小屋物資)
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インフラ点検現場の部材輸送
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災害・緊急救援物資の輸送
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電力・通信設備の部材移送
これらの用途を通じて、人手不足の解消、高所や危険な作業の代替、人が立ち入れない地域での活用、運送コストの削減に貢献することが目標とされています。
より詳しい情報は、以下の公式サイトをご参照ください。



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